フランシス・フォード・コッポラの映画だけど、初めて劇場で見た時、若かったこともあるけれど、さっぱり解らなかったので、もう一回続けて観たものだ。
一緒に映画に行った女の子は、爾来2度とわしとは映画に行ってないかと思う(^o^);
なにしろ、153分が2回だからね(^o^);
(日本では1980年(昭和55年)2月23日に公開された。)
さてと、この映画で衝撃的だったのは、そこに描かれている狂気よりも、痛烈な皮肉と思えるワーグナーの「ワルキューレの騎行」の使い方だった。
サーフィンをするために、ベトコンの前哨基地を襲撃する第一騎兵師団の指揮官のビル・キルゴア中佐 (ロバート・デュヴァル)が出撃するシーン。これはヘリコプターの編隊なんだけど、この時勇壮なワルキューレの騎行が流れる。そして中佐はまるで騎兵隊の様な帽子を被って出撃する。正に騎兵隊的衣装だんだけど、(ヘリコプターが騎兵隊の馬なんだろうね)ここの場面は印象的だった。
どう皮肉かと言うと、ヒトラーが大のワーグナーのファンで、ドイツ第三帝国の盛り上げ音楽にずいぶん使っていたらしい。つまり、結構ドイツ軍の戦意高揚の為に利用したらしいんだな。
つまり正義と悪は紙一重的な皮肉に感じるのである。
ベトナム戦争に対する批判的要素でしょう。
でもね、ワーグナーの「ワルキューレの騎行」は、勇壮で勇気が湧くんです(^o^);
ワーグナー「ワルキューレの騎行」カラヤン指揮/バイロイト祝祭管(1951)
ふぉーっふぉっふぉっふぉ(^o^;)