フッ素加工のフライパンの有害性と危険性について調べてみた。 WEBサイト上では間違った知識や誤解を招くような表現が沢山見つかるから注意だね。
結論から言うと、普通の調理に使う分には安全である。(空焚きはしないでね!)
2021年10月22日から化審法の指定物質となり一部例外を除き使用出来なくなった(禁止)のを受けて、まるでフッ素加工のフライパンが有毒で危険であるかのような短絡的な思考で書かれた記事がネットに散乱してるけど、どれも裏を取ってないんだろね、出典や根拠が書かれてないから。
(因みに、テフロン加工とフッ素加工は同じだと思って差し支えない。テフロンて名称は、デュポン社が名づけた「フッ素樹脂」のこと。)
デュポン社が何度か敗訴して賠償金を支払ってるから印象悪いんだろうね。
『米国のオハイオ州とウェストバージニア州にあるテフロン製品を生産するデュポン社の工場の付近では、1950年代以来この補助剤PFOAで大気や川を汚染し続け、その結果住民の血液の中に高度のPFOAが検出されることが判明』
『2005年には米環境保護局は、1981年以来デュポン社が入手していたPFOAが健康に与えうる被害についての証拠を、政府に報告していなかったことに対する報告義務違反として、環境保護局過去最大の約18億円の罰金を課しました。』
『住民の集団訴訟にデュポン社は敗訴し、住民に対して全部で約760億円の示談金を支払う命令を受けました。』
で、これらの事実から今のウェブサイトで見かける嘘やこじつけが生まれたようだな。
いきなりフライパンに結び付けてる。はっきり言って、工場の製作過程で禁止になったフッ素加工は、
『1940年代に開発されたこのテフロン加工は、フッ素樹脂といわれPTFEと呼ばれる化学物質をPFOAという補助剤を使って鍋やフライパンの表面に加工を施すもの』
の中の、PFOAを問題視してるようだけど、「いまのテフロン加工、フッ素加工のフライパンにはPFOAは含まれていません」と言うことだ。
(2006年、フッ素樹脂製造メーカー8社がアメリカ環境保護局の提案によりスチュワードシッププログラムとよばれるPFOAの自主削除プログラムに参加し、2015年に全廃という目標のもと取り組みを行い、フッ素樹脂製造でのPFOAは全廃したとのことだ。)
安いからって、危険な有害フライパンを投げ売りしてるわけじゃないってことだね(^o^);
最も、昭和の時代に作られたフライパンは、危ないかもね(^o^);
ふぉーっふぉっふぉっふぉ(^o^;)
(補足
調理器具の使用上の注意
PTFE の使用温度の上限は 260℃です。通常調理時の器具温度は 150~190℃くらいであり、食用油を熱したとき、煙の出始める温度は約 200℃です。よって、通常の調理温度では十分安全であるといえます。
ふっ素樹脂加工調理器具は、使用開始時に“から焼き”をしないでください。また、“からだき”もしないようにしてください。
“から焼き”や“からだき”をした場合は、260℃を超える高温となり、他のプラスチック同様に分解ガスが発生しますので、火を消すとともに速やかに温度を下げて換気をしてください。また、器具に説明されている所定の使用目的以外に使用しないようにしてください。)